遺言書（いごんしょ・ゆいごんしょ）と遺書（いしょ）の違い

以前にもお伝えしましたが、日本では遺言書を書く人が少ないです。

それは、遺言書に「ネガティブ」な印象を持っているからだと思います。

なぜ、ネガティブな印象になるのでしょうか？

それは、おそらく「遺書」と同じような印象を持っているからだと思います。

「遺書」は、生前の意思を伝える手紙（メモなど）のことを指し、個人的な思いを書くことが多いです。

皆さんのイメージとして、死の直前に残す文章と言う感じでしょうか。

内容では無念の思いや隠し事の暴露などを書かれることもあるでしょう。

「遺言書」は、残された家族などに法的に有効な意思表示を残すものであり、これまでの人生で築いた財産の分け方などを伝える大事な文章です。

ちなみに、「遺言書」は「ゆいごんしょ」または「いごんしょ」と読みますが、「ゆいごんしょ」は広義の意味で使われる呼び方であり、「いごんしょ」は法律用語の呼び方で、狭義の意味で使われます。

つまり、どちらでも問題はありません。